2004年01月16日

和瓦葺き

2000_1007_026s.jpg

屋根は、いぶし瓦によって葺いています。屋根勾配が急でしたから施工は危険でした。カメラを向けているこちらとしては、足元が不案内でほんとうに怖かったですね。
屋根工事の施工を間近で見る機会は少ないので、やせ我慢して、足場にしがみつきながら記録をとりました。
桟瓦の葺き方も現場によって異なりますが、ここでは団子葺きという施工法で、瓦桟部分に葺き土で団子を盛って、その上に一枚一枚瓦を押さえつけ、なじませながら据え付けています。葺き土は水に強い南蛮シックイを使っています。


posted by 太郎丸 at 08:15| 松戸の木の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首切り

2000_1004_001-02s


 ちょっと物騒なタイトルです。
柱に床板がじかに取り合うような部分では、柱に板をただくっつけるというわけにはいきません。隙間があきますからね。そこでどうするのかというと、柱に板の厚み分の溝を彫り、そこに板を差し込みます。こうすれば、木がやせたとしても隙間が開くようなことがないわけです。通し柱の部分では必ずこのようにします。これを、首切りなどと呼んでいます。木の変形に追随する逃げの納まりにもなっているわけです。
 特に、ここでは厚板がそのまま床をつくる構造材にもなりますから、この溝に板を差込み、乗っかっていることによって重さに耐えることにもなります。

posted by 太郎丸 at 08:30| 松戸の木の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

敷地に埋め込んだ自転車置き場

2001_0200_500s

 敷地は道路から1.5mほど高いため、階段を設けて上がらなければなりません。しかし、日常使う自転車は、道路に近い方がよい。そこでここでは、道路面の高さに自転車置き場を設けることにしました。自動車であればカーポート分を敷地を切り込むか、地面に埋め込んだ車庫の計画ということになるでしょう。

2001_0200_550s  防犯上の配慮もあり、自転車置き場には格子戸をつけています。格子戸を吊るす桁梁は、ちょうど門のような意味合いを持たせることもできました。ちょっと桁に丸みが付いているのはデザインということでもあるわけですが、この桁の奥側に屋根が付いていて、その勾配をとるために丸みをつけています。道に面して建物の表情をつける意味ではたいへん効果的な街並みをつくる装置になったと思います。


 住まいが道に面して必ずしも開放的である必要はありません。しかし、家が街並みに参加し、その雰囲気を作り出していくことができるとよいと考えています。ここでは、建物と外構のしつらえが関連付けられたことで、その効果が高まっていると思います。特に、木という気持ちよく経年変化していく素材が、街になじみを与えていくようにも感じられます。こういった雰囲気が何件か並んでくれるとよいな〜と、毎回思うところです。
posted by 太郎丸 at 08:45| 松戸の木の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月10日

板壁の家完成

2000_114s

 道路面よりも敷地が高く、切妻屋根は街並みに対してだいぶ高い感じをあたえますが、雰囲気を合せた自転車置き場がスケール感を整えてくれたと思います。街並みは1軒の住宅ではできないものです。


stutiya_111
切妻屋根の街並み


 この住宅が切妻屋根の形となったのは、斜線等の関係もありましたが、隣家が切妻であったことも大きな理由でした。つくり方も仕上げ材もまったく違いますが、街のシルエット(やねなみ)は可能な限りルールがあったほうが良いだろうと考えています。

stutiya_212_2s

 天に向かってそびえる大黒柱が家の中心に立つ居間が大きな特徴となりました。それを取り囲む太い柱。その柱に落とし込まれた板がそのまま室内の仕上げ材としてインテリアを決定づけています。この柱はご家族をずっと見守ってくれることでしょう。

sDSCF0025s
吹き抜けの見下ろし

posted by 太郎丸 at 02:20| Comment(0) | 松戸の木の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。